今日、蒼い風から帰る車の中で、空を眺めていました。
ああ、あの時もあんな澄んだ空だったなぁ。
2011年、3月11日。飯田もぐらりと揺れました。
帰り際が澄み切った青空だったことを覚えています。
翌12日、後に栄村が被害にあったと聞いたのですが、
地震のあとの大津波、逃げ惑う車、瓦礫を押して進む水。
それらをただ呆然と見ていました。
現在の状況は、とても復興したとはいえません。
更地になって未だ手付かずの土地が、東北にはたくさんあります。
それらを伝えるテレビが、私には残酷に思えてなりません。
爪痕が残っている限り、それを「ネタ」として伝えるメディアがあるかぎり、
東北3県は「被災地」なんです、「かわいそうな地域」なんです。
私、「かわいそう」って嫌いなんですよ、自分がさんざ言われてきたから。
ただ、悲しいことにばかりメディアが目を向けなくなってきたから、
この「かわいそう」も薄れてきているのかな、と思います。
事実は忘れてはいけない。
でも、「かわいそう」だとただただ思うだけじゃ何も変わらない。
そんなことを感じます。
泣いて泣いて泣いて、涙が枯れたら前に進もう。
何時の日か、東北が「被災地域」と呼ばれなくなる時を祈って。
2014年三月十一日、tosh記す
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