私の死生観について

一言で言えば、
「人間、死ぬときはあっけないけどそうたやすくは死ねない。だから死者を背負って生きる」
この境地にたどり着くには、仲間数名の死がありました。

二十歳になって、同世代の人が４人亡くなり、その中にアイドルが含まれている人って、
かなり限られると思うんですよ、ユッコを知っている世代でも。
ユッコの死の原因は軽いうつですね。仲間の死と自殺未遂が追い打ちをかけた形でしょう。

ユッコが死んで、地獄まで追っかけていったファンが、何人かいたそうです。
私はユッコの倍は生きました。理由は簡単、「ユッコの分も生きる」と決めたからです。
まあ、「死ぬ勇気がなかった」というのもあるのですが。謝罪ですね、生きるという謝罪。

さっきから書いている「ユッコ」は、岡田有希子さんの愛称です。
悲しいことに、彼女はオカルトの象徴にされているようです。

黒い背景の下、こちらを見る彼女は、言われてみればオカルトじみている印象を受けます。
あれは「こちらを見ている」んじゃない。彼女が見ているのはカメラの向こうの虚空です。

深い時間帯に、とりとめのないことを書いてしまいました。
3.11を書いたのは軽々しい気持ちからじゃないのを、わかっていただきたかっただけです。

カテゴライズするとしたら「LOVE」以外無いでしょうね。

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3年前の、あの日を振り返る。

今日、蒼い風から帰る車の中で、空を眺めていました。
ああ、あの時もあんな澄んだ空だったなぁ。

2011年、3月11日。飯田もぐらりと揺れました。
帰り際が澄み切った青空だったことを覚えています。

翌12日、後に栄村が被害にあったと聞いたのですが、
地震のあとの大津波、逃げ惑う車、瓦礫を押して進む水。
それらをただ呆然と見ていました。

現在の状況は、とても復興したとはいえません。
更地になって未だ手付かずの土地が、東北にはたくさんあります。
それらを伝えるテレビが、私には残酷に思えてなりません。

爪痕が残っている限り、それを「ネタ」として伝えるメディアがあるかぎり、
東北3県は「被災地」なんです、「かわいそうな地域」なんです。
私、「かわいそう」って嫌いなんですよ、自分がさんざ言われてきたから。

ただ、悲しいことにばかりメディアが目を向けなくなってきたから、
この「かわいそう」も薄れてきているのかな、と思います。

事実は忘れてはいけない。
でも、「かわいそう」だとただただ思うだけじゃ何も変わらない。
そんなことを感じます。

泣いて泣いて泣いて、涙が枯れたら前に進もう。
何時の日か、東北が「被災地域」と呼ばれなくなる時を祈って。

2014年三月十一日、tosh記す

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大雪・街の様子

今日、蒼い風に行って来ました。
行き掛けに見た様子だと、車道は概ね綺麗にかいてありました。
歩道との間には、今も雪がうずたかく積んであります。

車道に降り積もっていたはずの雪の行き場は、近くを流れる松川と天竜川の河原。
雪を捨てる「場所を作って」そこに捨てているそうです。

「こっちはまだニュースにもなってないから・・・」スタッフの口調はそれでも重いです。
千代に住むスタッフの近所はまだ手付かずで、
「お年寄りの世帯だから」雪かきができず孤立状態だとか。

山梨で寸断された陸路はコンビニにも痛手で、「東京からくるおにぎりは来ない」で
「名古屋からのお弁当は来る」そうです。

考えて見れば、今日はずっと大雪にまつわることを話していた気がします。
120年ぶりですからね。祖父が80でこの世を去ったのが30年ほど前ですから、
祖父ですら経験していない雪ということになります。

帰りに、脇道に重機を入れて雪かきをしている様子を見ることができました。
「一旦通行止めにするんだよね、あちこちで見たわ」
送ってくれたスタッフが迷惑そうに話してくれました。

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見える限りの大雪被害

今日一日、蒼い風に行けませんでした。
スタッフはいるようでしたので、雪かきをしているものと思われます。

昨日は開いているお店も少なく、丘の上はゴーストタウンとなったそうです。
結果、開いている店は大盛況だったようです。
近くではキラヤに納品のトラックが遅れており、陳列棚はからの状態だそうです。

私はここ2日、表をろくに見ていません。
庭を見るとまだ雪がしっかり残っており、外界を隔てる扉は閉められる状態ではないです。

4時過ぎに蒼い風から連絡があり、「午前中のみの作業」になるとのお話でした。
連絡通りの時刻に「行けるかわからない」そうです。

聞いたところによると、雨樋がひしゃげる被害が多発しているとか。
融雪用の川も、雪が多すぎて使える状況ではないそうです。

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そこまで引っ張るか！

昨日、大雪のせいで予定が潰れました。
元からインドアの私には問題なく、ふと弟が持ってきたDVDの山から、
「007カジノ・ロワイヤル」（ダニエル・クレイグ版）を見ることにしました。

ル・シッフル率いるテロ組織の目論見を辛くも阻止したジェームズ・ボンド。
資金難に陥り、法外な金が動くカジノ「カジノ・ロワイヤル」へ向かうだろうル・シッフルを追い、
金庫番のヴェスパーを巻き込んでポーカ－勝負に臨む。

いやぁ、なんて面白いんでしょう。M:I-2の監督に見せてやりたい。
スパイ映画の醍醐味をこれでもかと詰め込んだ、王道中の王道。
途中、必要かな、と思える映像があるのですが、後でそれが生きてくるんですね。

「ジェームズ・ボンドは名乗りが重要」と聞いたんですが、この映画ではなかなか名乗りません。
ラストカットでようやく名乗るんですが、しびれます。

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テレビが天才を「幽霊」にする

クラシックなんて知らない方々にも有名となってしまった作曲家、佐村河内守さん。
「影武者」をやっていた非常勤講師、新垣隆さんにとって、
その公表は百害あって一利なしだと思われます。だって、契約違反ですから。

ただ、私、考えたんですよ。
テレビメディアにおいて「都合がいい」のはどちらか。

15年前から聴覚がない、ガタイのいい天才作曲家。美青年で被曝2世のおまけ付き。
斜視の、ひょろっとした作曲家。容姿は普通で本職は非常勤講師。

後者は前者に勝てません、どうあがいても。
前者のエピソードがあまりにドラマチックすぎて。

最後に蛇足ですが、聴覚がない方に音楽は、聞けると思います。

おそらく佐村河内さんのお部屋にはかなりいい音響施設があると推測されます。
仮にもクラッシックの作曲をする方ですから。
音響施設が違うと、腹に来るんですよ、音が。

16年前まで聞いていた音を頼りにすれば、問題はないものと思われます。
相当量の聞き込みは必要ですけどね。

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1%未満の奇跡

昨日、ボランティア団体の交流会に、販売で行って来ました。
ご飯物2品といろいろ持っていったんですが、今回書くのはそのことではありません。
ここに来ていた友人二人のお話です。

今から20年ほど前、就労支援施設にA型、B型の区別はなく、
総じて「授産施設」と呼ばれていました。
今でこそ一緒に扱っている精神、知的、身体の3障害ですが、何故か精神障害だけ別枠だったんです。

彼女らは同じ障害ということもあってか気が合い、いつも大体一緒にいました。
職場が別々になったあとも頻繁に連絡しているようですので、
二人が会場に来たのは一方に誘われたからかもしれません。

交流会の出し物に「抽選会」がありました。
名前と所属団体を書いた紙を箱に入れ、
発表が終わった団体の代表に一枚紙を引いてもらう、という趣旨だったようです。

で、一方の友人が発表を終え、抽選の箱に手を入れたんでしょう。
読み上げた名前は、もう一方の友人でした。
傍で聞いていたこっちがびっくりですよ。

今回、会場には私達を含め、20ほど団体が販売をしていました。
ブース一つ頭二人は来ていたので、これで40名。
ただし、全員が応募するわけではないと思いますので、20票とします。

メインの団体さん用に並べられた長机が4列。
仮に4つ並んでいたとしても16個はあった計算になります。
長机一つに座れる人数が6名として、6かける16で96名。

お年がいい女性が多く見受けられたので、参加する確率はかなり高いです。
軽く計算しても116名。実際投票したのはこれ以上でしょう。
つまり、100枚を超す紙の中から、一方はもう一方の友人を引き当てたんです。

販売の成果ですか？ご飯物は早くさばけました。あとはまあ、ぼちぼちって感じです。

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「飯田市でグルメ旅」は可能？

ほほえみ旅からヒントを得ました。小野英美さんありが・・・たくはないですね。
今日は伊那市でグルメ旅。伊那市には最強のB級グルメ「ロー麺」があります。

飯田市単独でグルメって少ないですよ。
馬刺し・五平餅は周辺でも食べられますし、イナゴ・ざざむし・蜂の子だって右に同じ。
後者3つは人によってはZ級でしょう。

キャンディさん（プロフィール参照）が東京の下町から嫁いでこられた時、
地元の親戚に蜂の子ご飯を出され、戸惑っていたら別の親戚に
「食べられないよね？」と白米にこっそり変えてもらったんだそうです。

小野英美さんの地元・武蔵野市で甲虫類を食べる習性があるかどうかは知りません。
が、仮にそのような習性がない場合、並べられた甲虫類に対するインパクトは計り知れません。

ラーメンに至っては他地域に「過疎地」と謳われるほど。
いわゆる「支那そば」の店探しに困ることはありませんが、
逆に言えばバリエーションという言葉からは縁遠くなっています。

しかし、武器がないわけではありません。
日本各地にある「小京都」の一つである旧市街。
決して広くはないこの地域には和菓子屋さんが点在。うりとするお菓子も店舗ごとに違います。

個人的には和泉庄さんの軒先で、きんつばでも頬張っていただきたいな、と。
絶対絵になると思うんですけどねぇ。

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野良猫ラプソディー

カテゴリー「LOVE」ですが、私の、ではありません。母の。

事の起こりは昨年末。
うちの庭が気持ちいいのか、一匹の野良猫が迷い込んできました。
その猫に、母がちょっかいを出し始めました。

弟は嫌な素振りを隠そうともしません。
以前、母が野良猫に餌を与えたばかりにえらい目に遭い、
母自身も、去勢できずに産んでしまった子猫の処分に奔走した過去があるのです。

餌を与えないことを絶対条件として、しばらく放っておきました。
母が猫用のベッドを置こうかと話していた矢先、事件が起こります。
猫がくしゃみをして、そのくしゃみが止まらなくなったのです。

母は血統書もない猫を動物病院へ連れて行き、10日間入院させました。
入院費用はもちろん母持ち。
退院した猫は、仮住まいとして家で一晩過ごした後、今朝、新居であるおばの家へ行きました。

午後、母が問わず語りに聞かせてくれた話によると、
仮の名前まで与えられたその野良猫は、新居へ着いた途端、逃げたそうです。


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Re:伴侶探しの件

新年あけましておめでとうございます。
不定期更新の当blog、今年も見捨てないでくださいね。

さて、昨年最後に頂いたコメントで宿題を出された気がします。
割とまじめに考察をば。

私の年齢ともなると、付き合いも限られてきます。
世の中のコミュニティに全く不参加なのが主な原因と思われますが、
徐々にではありますが気持ちに体がついていかなくなっている、というのも少なからずある。

そうなるとやるべきことは2つ。
「興味のある集まりに積極的に参加する」か「近場で掘り起こす」。それか両方。
近場では結構掘り起こしてると思うんですよね、全滅でしたけど。

うん、やはりコミュニティを増やすよりなさそうです。
興味が有ること・・・アクション映画を見て、たまにアニメを見て、ネットにかじりつく？
ネットとアニメはなしでしょう。でも入りやすいコミュニティがあるとすればこの2つか。

今年はとりあえず、「興味のあるコミュニティを見つけ、参加する」ことから始めます。
回り道が近道、というのは得てして真理かもしれません。

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