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toshの里

長野県飯田市出身の障害者(40代)がつづるつつがない日々、又は気になるニュース、はたまたアイドル。

   

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「ケータイ小説」の書き方

昔々、今から5年ほど昔。
世の中に携帯電話が普及しきった頃、女子中高生をターゲットとした
携帯で読める小説が当然のようにはやりました。

と同時に、あまり頭を使わなくても書けそうな、はっきり言えばとても稚拙な。
テンプレートでもあるかのごとき「ケータイ小説」が、実際に売れ行きを伸ばしていきました。

「恋空」、「赤い糸」、最近では「天使の恋」。後の二つはメディアミックスの香りがぷんぷん漂いますが、
これらに関しては「商品」としての扱いしかされていないのではないか。それくらいひどい物でした。
これらに共通する点を、実際に書き連ねていきたいと思います。

1、主人公は「普通の」女の子
勉強も特に出来るわけではない、集団でいても浮かない、「中の中程度」の女の子。
ですが、この子は壮絶な体験をします。それは後述。

2、相手の男の子は主人公とは「不釣り合い」。しかも主人公「だけを深く」愛する。
この辺はあまり重視せずに。理由は後述。
でも不釣り合いなほど「イケメン」であることだけは重視すべき。

3、あまり家庭的な雰囲気はなくて良い。
雰囲気というか、家庭の匂いを求めるべきではないでしょう。
いきなりご都合主義的に「ちゃぶ台」が登場する物もあることはありますが。

4、主人公は「衝撃的」な「事件」を連続的に目の当たりにする。
本来であれば事情聴取されるような事例でも全然OK。
「恋空」では主人公が相手に無理矢理・・・されます。でも許される。

5、ハッピーエンドに「なる」のではなく「する」。
この違い、わかりますか?たとえ「恋空」のような事態になっても彼女は彼を慕う。
その気持ちだけで強引に持って行くんです。

私は低俗な人間です。B級アクション大好き。
ただ、それらとこれらは「低俗」の次元が違う。はっきりそう言えます。
だって、悲しいじゃないですか。著者に主人公への愛が感じられないって。


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