二人の長い一週間

お昼も食べたし暇だなぁ、と思いながらリモコンでタイムテーブルを見ていると、
日本映画専門チャンネルで「笑の大学」がやってると。
最初の10分ほど見ることができませんでしたが、あらすじは知っているので問題なし。

第2次世界大戦の只中、1940年代は、芸能には厳しい冬の時代でした。
国内の士気を高めるため、娯楽には必ず警察による検閲が入るようになりました。
劇団「笑の大学」の座付作家・椿一。喜劇の脚本を手に、検閲官の元を訪ねます。

原作・脚本は三谷幸喜さん。舞台版、ラジオドラマ版もある映画作品です。
監督作品だと思っていたのですが、監督は星譲さん。テレビドラマのプロデューサーです。
基本は脚本家役の稲垣吾郎さんと、検閲官役の役所広司さんの二人芝居。

はじめはガンと突っぱねていた検閲官が、5日目になるとかなり豹変、
椿さんに「これは本直し」だと突っ込まれるほど没頭し、舞台を見るなどフレンドリーに。
しかも意外と筋がいい。順序立てて考える性格が、笑いのツボを引き当てたりします。

三谷さんの初監督作品「ラヂオの時間」ほど派手ではないですが、面白かったですよ。

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そこまで引っ張るか！

昨日、大雪のせいで予定が潰れました。
元からインドアの私には問題なく、ふと弟が持ってきたDVDの山から、
「007カジノ・ロワイヤル」（ダニエル・クレイグ版）を見ることにしました。

ル・シッフル率いるテロ組織の目論見を辛くも阻止したジェームズ・ボンド。
資金難に陥り、法外な金が動くカジノ「カジノ・ロワイヤル」へ向かうだろうル・シッフルを追い、
金庫番のヴェスパーを巻き込んでポーカ－勝負に臨む。

いやぁ、なんて面白いんでしょう。M:I-2の監督に見せてやりたい。
スパイ映画の醍醐味をこれでもかと詰め込んだ、王道中の王道。
途中、必要かな、と思える映像があるのですが、後でそれが生きてくるんですね。

「ジェームズ・ボンドは名乗りが重要」と聞いたんですが、この映画ではなかなか名乗りません。
ラストカットでようやく名乗るんですが、しびれます。

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何となく分かるよね

真夏の方程式、見てきました。
映画版だけにいい役者さんが脇を固めていました。

「玻璃の海」に、レアメタルの発掘が行われようとしていた。
開発する側として、湯川は反対派代表の家族が住む海の宿に泊まる。
宿泊二日目、浜に、同じ宿に宿泊していた男性客が遺体となって発見される。転落死と見ていた警察の目論見は、検屍結果で外れることとなる。
一酸化炭素中毒。それが、検視官の出した答だった・・・。

私は原作をなるべく見ない人です。
事前情報をなるべく入れないで見に行きました。
いやぁ、いい予告編ですね。本編を見た後だから言えることですが、あの予告編では内容は把握できません。

予告編でも隠せなかったキーワードがあります。「秘密」です。
墓場まで持っていく秘密もあれば、手元に転がりこんでくる秘密もある。
で、表題な訳です。何のこっちゃな人は見て納得して下さい。

ただ、1つだけネタバレ的なことを言えば、あの少年にとって、この夏は長かったと思いますよ。


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障害者取扱説明書・中級

昨日は悩んだ結果、「最強のふたり」を見に行きました。
アウル初体験でした。入口の横にスクリーンがあり、車椅子が５つぐらい並べるスペースがあります。
トイレは普通でしたね。立てない方は長い映画は無理かと。

不慮の事故で頚椎に傷を追った富豪・フィリップは介護役を募集。
そこに現れた風変わりな男・ドリス。失業手当が目当てできた彼は「かけたままで」と障害のことを気に留めない。
翌日、サインを取りに来たドリスを雇うフィリップ。「２ヶ月持つまい」と言い放つフィリップだが・・・。

根底にあるテーマは「障害者と性欲、もしくは恋」。
こういうテーマを歯に衣着せず、映画という形で昇華するのは、日本ではなかなかありません。
日本人でなくてもこの手のテーマは敬遠しますよ。

ドリスがフィリップに対して、ともすればおもちゃのように扱うのですが、
そこにはちゃんとした愛情があって、例えば「これは健常者用のチョコだ」なんて茶化しても最後には渡していたり、
終盤で伸びきった髭を遊びながら剃っても、結局きっちり剃ってあげるんですね。

あと、これも割りとタブー視されるんですが、冒頭でフィリップが無免許のドリスを助けるために、
より悪い状態の「振りをする」んですね。
障害者と一口に言っても千差万別で、私だって悪いことの一つや二つしましたよ、ここでは書きませんが。

楽しめましたよ。エンターテイメントとしての側面も考えて映画にしています。

最初に流れる００７スカイフォールの予告編を見ながら
「エンターテイメントとしてはこっちだよなぁ・・・」と呟いたのは内緒です。

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CS放送はいいなぁ

忍者ツールズさんの決まりで、1ヶ月書き込みがないblogは消されてしまうので、
あまり何もなくても1ヶ月放置は出来ません。
まぁ、一ヶ月経てば何かあるとは思うので、書いて行きたく思います。

ニコニコ動画、ネットにいる方なら多少はご存知ではないかと思いますが、
要は登録してアップロードした動画の上をコメントが泳ぐサイトです。
コメント用のサーバも用意しないとダメなので、追随するサイトがなかなか出てこないとか。閑話休題。

私も登録していまして、そこでゲームを実況してくれる動画が3年前お気に入りでした。
シューティングが好きなのですが、シューターってやってる時は無口なので、実況向きではなくて。
実況動画で面白かったのが「龍が如く」シリーズを女子高生がやってる動画でした。

その「龍が如く」が実写映画になると聞いたときはワクワクしましたね。
ネットでの評判が芳しくなく、飯田市くんだりまでこないこともあり、
「見れたら見よう」程度には思っていたんですよね。

眠らない街・神室町の銀行から金が消えた。
界隈では真島吾朗が、いつもの様に手下を従えて騒いでいる。
伝説の龍・桐生一馬が神室町に来ている、というのだ。由美のめい・遥を連れて・・・。

監督が三池さんなので、暴力シーンは凄まじいです。
ただ、初見でこの世界にすんなり入れるかといえば、答えはNOでしょう。
ゲームの1を知っていなければ、クライマックスは意味不明ではないかと。

知っていれば、細かいところでニヤリ、とすることうけあいです。客を選ぶ映画ですね。

今回見たのは、ファミリー劇場というCSのチャンネル。
映画とかVシネマはCM無しで放映してくれます。そっち系好きにはたまらないチャンネル。
懐かしのテレビ番組が中心ですね。

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大人の時間のムフフ・・・

今朝の飯田市は晴れ。かなり寒いですが、根性で着替えましょう。
お台場は薄い雲が見えますね。お天気お姉さん、寒そうです。

今朝、夜が明けきらないうちに、右手のしびれで目が覚めました。
仰向けで寝始めたのが、いつの間にやらうつぶせになってました。
ってことは、あまり深く眠れてないと言うことですよね。

上記報告を昔なじみの方にすると、「早く切り上げて早めに寝ましょう」と言ってくれました。
麻雀が始まったら、眠るどころじゃなくなりますからね。
牛乳パックのちぎりを、正午より少し早く切り上げます。

眠ってから30分ほどで目が覚めてしまいました。再び眠るというのも無理そうです。
そう言えば、ゲストルームで何をやってましたっけ？とんぼ玉ですか。
作業もやる気が起きませんね、とんぼ玉でも見てきます。

ゲストルームの前まで来ると、如月さんが「今日はDVDを見るんですよ」と言います。
画面を見るなり懐かしさにうちふるえましたね。天知茂さん主演の、いわゆる「美女シリーズ」ですよ。
今回見るのは「悪魔のような美女」。原作は美輪明宏さんの当たり役「黒蜥蜴」です。

宝石泥棒として有名な黒蜥蜴。今度のターゲットは宝石商の「大切な物」だと予告状を出してきた。
厳重な警備を固める警察を手玉に取る黒蜥蜴だったが、そのもくろみは明智小五郎に阻まれてしまう。

1970年代、土曜夜9時は大人の時間でした。
平成の代ではとうてい出せない物でも堂々と出せたわけで、そう言う時代背景でなければ、
土曜の夜9時からの2時間枠に江戸川乱歩作品を、なんて企画段階でぽしゃってます。

黒蜥蜴さんには宝石以外のコレクションがあります。それは「人間」。
人間のもっとも美しい瞬間を剥製にして飾っているという設定で、「展示物」が披露されるわけです。
男も女も、誘拐されたと目される男性もパンツ一丁で。

ちなみに、男性役は宅麻伸さん。ビキニパンツでがんばっておいででした。
台詞はまだまだ少なく、演技も今ひとつでしたが。
見つけたのは私じゃないですよ。如月さんです。

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過激な「ラブロマンス」

今朝の飯田市はもやの中。日中は晴れて、気温も14度まで上がるそうです。
お台場は曇り、弟子田が、8時前には晴れ間も見られました。

今日はいよいよ「タイタニック」の後半です。
如月さんに「続きは（見なくて）良いですか？」と聞かれて「見ます」と返事をした前回ですが、
これでかったるかったらどうしましょう。何せ記憶がないんですよ。

今日の作業は午前中のみ。6番ショートさんのサポートの元、牛乳パックをちぎります。
NHKの「あさイチ！」で城乃内早苗さんを見たと言う話をしたら、食いついてきました。
おニャン子世代は反応しますよね。

「芸能人って変わらないですよね。普通はしわくちゃになっていくのに」
晩年のオードリー・ヘップバーンさん、ほぼそのまんまでしたからね。
彼女は割と変わらないと思いますよ、元々老け顔でしたから。

この話、実は蒼い風のスタッフにも当てはまるようで、お菓子作りのお師匠さんが
「ここのスタッフって年齢不詳だよね」と驚いてました。
結婚数ヶ月前に未成年と思われた三毛さんを筆頭に、若いですよね、確かに。

タイタニックはDVDなんですけど、チャプターメニューを見ると、
座礁した少し後、つまり私が見るのを止めた辺りから「後半」、それ以前が「前半」となってました。
ここで切った理由は視聴してみると如実にわかります。というかここからが「本編」です。

今までの甘ったるい部分はすべて消し飛び、「アクション巨編」に変化します。
走る、飛ぶ、潜る、しがみつく。ヒロインに至っては救命ボートから飛び移ってタイタニックへ戻ります。
エンドロールで画面一杯に書き出されるスタントマン一覧。こんな恋愛映画初めてです。

そう言ったわけで、アクション大好きな私は別の意味で楽しめました。

今日は歩いて帰ります。
・・・それにしても、この時期にセーターは暑すぎます。15度越してたんじゃないでしょうかね。
明日から天気は下り坂だそうで、しばらく服装に悩む日々が続きます。

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印象に残った、んでしょうね

今朝の飯田市は雨。暗い上に寒いです。
お台場も似たような天気。今日は「北海道を除いて」全国的にこんな空模様なんだとか。
「風邪を引かないように」とお天気お姉さん。

三毛さんのお迎えで蒼い風に向かいます。
販売で実績を出している昔なじみの方には感謝しきりの様子。
お聞き及びとは思いますが、ご苦労しているようですからね。報われると思いますよ。

今日は超大作「タイタニック」を見ます。
昔なじみの方、「地上波で二日連続で」放送したときごらんになったそうです。
視聴方法が気になりますが、とりあえず牛乳パックをちぎります。

お昼時、如月さんより視聴方法に関する発表がありました。
上映時間195分の物を120分で見るわけにはいかないので、
「半分ずつ見るか、きりの良いところで止めるか」。どちらにしても日をまたぐそうです。

金曜日は昼食会の日。今日のメインは牛肉のあんかけ。
黄色と赤のピーマンが彩り豊かです。
横目にパンを食べていたら、中堅さんが「食べきれない」と柿の白和えをくれました。

後れて昼食を取る事務スタッフさん、タイタニックは「3度見た」そうで、
地上波で放映された吹き替え版も2度鑑賞。
曰く「竹内結子の吹き替えはへただった」。

一眠りする時間も惜しいので、若干時間押し気味で「タイタニック」を見ます。

遺跡発掘チームがタイタニックの中で見つけた金庫の中身は、裸婦像のスケッチだった。
裸婦の身につけていた「ブルーダイヤ」であろうネックレスに興味があったチームは情報を公開。
やがてやってきた老婆は、スケッチを描いた「JD」との思い出を語り出した・・・。

最初は長いなぁと思ったのですが、物語が進むにつれ納得できるようになりました。
出会いのシーンに関してはご都合主義の感は否めませんが、まぁ良いでしょう。
反発しながらだんだん受け入れていく過程も、何となく理解はしました。

氷山をよけきれずに座礁、それを知らない許嫁にジャックがはめられるところでお開き。
「あんたら、沈むよ！」と突っ込んでしばらく、以前もここで突っ込んだことを思い出しました。
後半は30日だそう。「それまで覚えていてくださいね」と如月さんに言われました。

今夜、家で今シーズン初めて石油ストーブがたかれました。

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二人の成長日誌

 今朝の飯田市は晴れ。日中は21度しか上がらない予想ですが、この天候だとはずれそうですね。
お台場も良い天気。「日中の最高気温は24度」とお天気お姉さん。
うーん、東京の気温の方が現実的な気がしますけど。

厚手のポロシャツを着て外へ出たら、熱いのなんの。
「ちょうど良い」というご婦人方に合わせ、車中では少し我慢です。

今日はDVD「プリティウーマン」を見る日。ですから作業は午前中のみ。
酒パックをちぎりながら見渡しますが、注文された利用者さんが来ていない様子。
「後から来るみたいですよ」昔なじみの方が教えてくれます。

別の利用者さんから「女優さんの名前、何だっけ？」と聞かれ、困ってしまいました。
顔は覚えてるんです。「オーシャンズ11」に出ていたこともわかるんです。
昼食会でキャンディさんに聞くまですっかり忘れてました、ジュリア・ロバーツ。

昼食会の今日のメインは牛肉の「チーズ巻き」だそうです。
それらを眺めつつ、私はおいなりさんとおにぎりを食べます。
昼食会スタッフさんから年賀はがきのとりまとめが来ましたが、私は喪中なのでごめんなさい。

午後は映画「プリティウーマン」の吹き替え版をビデオで見ます。
如月さん曰く「ビデオしかなかった」とか。
「DVDくらいありそうなモンだけどね」事務スタッフさんの意見、同感です。

エドワードは自分のペントハウスを探す内迷子になり、コールガールのビビアンに声をかけた。
ホテルですら時間を気にするビビアンに、エドワードは一泊するよう持ちかける。

翌朝、ジャグジーで鼻歌を歌うビビアンに「もう6日いないか」というエドワード。
服を新調するようにお金を渡すが、ラフな服装のビビアンをブティックの店員は追い返す・・・。

調べてみたら1990年の映画だそうで、それにしては古めかしい気がするのはVHSの画質のせいでしょうか。
ベッドの縁の透かし模様でバストトップを隠したカメラワークには思わずうなりました。

ビビアンとエドワード、それぞれが人間的に成長している感じが良かったですね。
エドワードに関して言えば首をかしげる箇所もありましたが、それはキモではないのでまあ、良いでしょう。
劇中、ビビアンが見ていた映画はヘップバーンでしたね。これの元ネタ「マイ・フェア・レディ」ですかね。

今日は歩いて帰ります。利用者さんに「肥えた」と言われたのが多大に響いてます。
そう思って帽子かぶってきてましたし。

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長年の謎

今朝の飯田市は晴れ。日中の予想最高気温は聞けませんでした。
お台場も晴れ。昨日ほど風は強くないようですね、ヘッドセットでした。
今日から竹内アナウンサーに変わりました。

今日は午後にDVDがあります。長いこと見たかった「リロ＆スティッチ」です。
だからでしょうか、いつも来るはずのロジカルな利用者さんがお見えになりません。
まぁ、ただでさえ不安定になる季節の変わり目です、来られないこともあるでしょう。

ゲストルームから出てくる利用者さんと、出会い頭にぶつかりました。
今死角だった気が。老化は視野が狭くなるところから訪れると聞いたことがあります。
牛乳パックをちぎっていると、ダイニングからはお菓子のお師匠の声が。盛り上がっているようです。

午後、目が覚めると、かすたねっとのスタッフが誰もいません。
どうするんでしょ。とりあえず席について、と。
その後、中堅さんとああでもない、こうでもないで見られるようにしました。

ここはハワイ諸島のカウアイ島。奔放でいたずらっ子のリロが、姉のナニと暮らしていました。
ある日、裏山に大きな流れ星が落ちました。リロは「いなくならない友達がほしい」と、その星に願います。
リロの両親は不慮の事故で亡くなっていたのです。

翌日、ペットショップで犬を飼うことになったリロは、他の犬とは明らかに違う「生き物」を見つけ、
その「生き物」にスティッチと名付けて飼うことにしました。
実はその生き物こそ、流れ星の正体。宇宙連邦によって小惑星に飛ばされるはずだった新しい生命体だったのです。

知能レベルは極めて高く、片言ではあるが地球の言葉を話し、本能のままに何でも壊す。
スティッチの姿は、人間の赤ん坊とダブります。
容姿のかわいらしさもそうですが、「悪ガキっぽさ」も人気の一因かも知れません。

スティッチの関連グッズを見ていくと、隣に目がボタンのぬいぐるみがある物が何点か見られ、
そのぬいぐるみもストラップになっていることがあって、
「あれは何だろう」という素朴な疑問がありました。

スクランプというそれはリロの自作のぬいぐるみだったんですね。
これだけでもだいぶすっきりしました。

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